一時帰宅とは、文字通り、一時的に、合宿免許を行っている自動車学校から離れて自宅などに戻ることです。 合宿免許は原則決められたスケジュールで教習を受けるため、自宅に帰ることができませんが、できる場合はどのような理由なら一時帰宅可能なのか解説していきます。 一時帰宅ができる場合でも『せいぜい1~2日程度…
自動車学校で行われる「特別項目」とは?
- 2022/5/2
- BLOG
自動車学校で行われる、技能教習の「特別項目」とは、その地域の特性などから必要性の高い運転技術を学ぶことです。
特別項目は、それぞれの自動車学校によって異なるということになります。
具体的には、以下のような内容です。
- 山道での走行 (山間部の教習所などで行われる)
- 雪道での走行 (寒冷地など、雪の多い地域で行われることが多い)
- 駐停車 (一般的な駐停車ではなく、立体駐車場、パーキングメーターなどへの駐停車)
- 都市高速道路の走行 (東京、名古屋、大阪、広島、北九州、福岡などにある )
- 狭い路地での走行
などがあります。
地域によって、特性が違うためそれぞれにあった教習を行っているのです。
ちなみに、私が通っていた自動車学校は、山間部にあったため、山道での走行を行いました。
山道では、一般的な道路と違い、直線ではなくカーブがあります。
1つや2つではなく、連続したカーブが多く、ハンドル操作が非常に難しいと感じました。
とくに、スピードには注意が必要でスピードが速すぎると上手く曲がれないため注意が必要です。
また、下りではエンジンブレーキの重要性について理解することができました。
一般道では、エンジンブレーキを使うケースは少ないですが、山道では非常に有効です。
AT車であれば、「L」や「2」にシフトすることで、スピードを抑えることができ運転が楽にできます。
実際に走行して教習を行う場合もありますが、シミュレーターを使用して教習を行うケースもあるようです。
特別項目の内容は、一定ではなく、それぞれの自動車学校によって異なるということを知っておきましょう。
特別項目の内容について補足
地域性
- 山間部や雪深い地域: これらの地域では、急なカーブや坂道、冬季の積雪や凍結路面に対応するための教習が必要です。実際の道路条件に基づいたスキルアップが求められます。
- 都市部: 狭い路地での運転、高架道路や立体駐車場の利用、交通量の多い交差点での右折など、都市特有の運転技術が教習内容に含まれます。特に、駐車スペースが限定的な場所でのバック駐車や縦列駐車の技術が重要視されます。
教習内容の多様性
教習所によって特別項目の内容は異なります。例えば、港湾地域に近い教習所では、
- 大型車両とのすれ違いや、港湾内での狭い道での運転、荷役作業の影響を考慮した運転練習が取り入れられることがあります。
- 坂道発進や下り坂でのブレーキコントロールなど、地形に応じた特殊な運転技術を学ぶ機会も提供されます。
シミュレーターの活用
現代の教習所では、シミュレーターを使用して様々な運転シナリオを再現するトレーニングが盛んです。
- 事故のシミュレーションや、天候条件の変化、夜間走行、急なブレーキや避け方のトレーニングなど、現実では難しい状況を安全に体験できるため、学習効果が高いとされています。
- 特に、危険予知訓練(KYT)や高齢者ドライバーのための反射神経のトレーニングなどに利用されることが多いです。
これらの特別項目は、地域ごとの交通事情や運転環境に適応するための重要な教育要素であり、ドライバーの安全意識向上にも寄与しています。
関連リンク:自動車学校に通える期間は最長どのくらい?
特別項目の教習はいつ行われるの?
特別項目の技能教習は、技能教習の第二段階で行われます。第一段階では特別項目の教習はありません。
特別項目の教習は一人で?それとも複数人で?
これは自動車学校によって異なります。場合によっては、
- 一人で教習を受けることもあります。この場合、個別に指導を受けられるので、自分のペースで学べます。
- 複数人と一緒に教習を受けることもあります。こうすると、他の受講生と一緒に学び、互いに教え合うことで新たな視点を得られることがあります。
確認と予約について
- 特別項目の具体的な内容や、どのように教習が行われるかは、直接指導員や自動車学校に確認するのが良いでしょう。
- また、特別項目を受けるには予約が必要です。忘れないように予約を取ることが重要です。
詳しい説明
- 第二段階での実施: 通常、技能教習の第二段階で特別項目が実施されますが、教習所によって異なることもあります。
- 個別または複数人での受講: 個別では、自分のニーズに合わせたきめ細かい指導が受けられます。複数人での受講では、他の受講生と交流しながら学べるメリットがあります。
関連リンク:自動車学校の第一段階と第二段階とはどういう意味?
特別項目は、リラックスして行うことが大切
「特別項目」と聞くと、何か特別なことをするのかと緊張してしまう人も多いかもしれませんが、心配する必要はありません。特別項目は、地域の特色や必要性に応じた運転技術を学ぶためのものです。つまり、これまで教習で学んできた運転技術の応用版と考えると良いでしょう。
- 具体的なシチュエーション:
- 都市部の高速道路での運転
- 山道での運転
- 雪道での運転
- リラックスして臨む:
- 特別項目も日常の教習の一環です。普段と同じようにリラックスして、教官の指示に従い、安全運転を心がけてください。
- 質問は積極的に:
- 不安や疑問があれば、遠慮せずに教官に質問しましょう。教官はあなたをサポートするためにいます。
これらの教習は、免許を取得した後の生活で非常に役立つものです。もしその地域に住む予定なら、覚えておくべきスキルです。
特別項目がどのようなものか知りたい場合は、こちらの動画を参考にしてください。
特別項目に対する心構え
- リラックスして臨む: 特別なものではなく、通常の教習の延長線上にあると考えて、緊張せずに安全運転を心がけましょう。
- 積極的に質問する: わからないことは教官に質問して、理解を深めましょう。
追加情報
- 特別項目の目的: 特別項目は、運転技術を単に習得するだけでなく、異なる道路状況や環境に柔軟に対応する能力を育むことを目指しています。
- 免許取得後の運転に役立つ: 特別項目で学んだスキルは、将来、あなたが運転するさまざまな場所や状況で非常に役立ちます。例えば、雪道や山道、都市部の交通量が多い道路などでの運転がスムーズになるでしょう。
- 教習所の情報収集: 教習所に入校する前に、ホームページやパンフレットをチェックして、特別項目の具体的な内容や実施スケジュールを確認しておくことがおすすめです。これにより、自分の学びたい内容がどの程度含まれているかを事前に把握できます。
まとめ
自動車学校の「特別項目」は、教習所や地域によって内容が異なるため、共通の定義はありません。ただ、その目的は一貫していて、地域特有の道路状況に適応した運転技術を学ぶことで、より安全な運転を実現することにあります。
教習を受ける際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 教官の指示をよく聞く: 教官の指示に従って、安全に運転しましょう。
- 積極的に質問する: わからないことや不安な点があれば、積極的に質問しましょう。
- リラックスして臨む: 緊張せずに、教習を楽しむ気持ちで取り組みましょう。
特別項目がどのような教習なのか知りたいという場合には、こちらの動画が参考になります。
地域の特性にあわせた教習であることがわかるでしょう。
早く免許取得して車を運転したかったので、18歳の誕生日を迎えて、合宿免許自動車学校に入校しました。
12月生まれのため年末年始を挟むと合宿免許の宿泊施設費用が追加で発生する状況で一発で合格して卒業しなければいけませんでした。
無事に年内で卒業できました。
卒業後は年明け後に本試験を受け合格して1月12日に免許を交付しました。
合宿免許自動車学校で免許取得した経験と一発合格した経験を記事にしていきます。