自動車学校の技能教習で起こりがちな脱輪とは?

       
  • 公開日:2022/5/2
  • 最終更新日:2022/5/29
自動車学校の技能教習で起こりがちな脱輪とは?

自動車学校の技能教習でよく起こる、「脱輪」とは、教習車のタイヤがコースから外れてしまうことです。
技能教習の第一段階のクランクやS字での走行を行う際に、よく起こります。
しかし、脱輪はできるだけ避けなければなりません。
その理由は、修了検定、卒業検定においての減点項目となっているからです。
教習車のタイヤが縁石などに乗りあげて、1.5m以上走行した場合などには、危険運転となり即座に検定試験が中止されます。

また、車輪が縁石などに接触した場合、構内であれば、5点、路上であれば10点の減点となってしまうのです。
修了検定、卒業検定に合格するためには、脱輪しないことがとても重要となります。

関連リンク:合宿免許で女性におすすめの自動車学校とは?

脱輪させないためには、内輪差を意識することがポイント!

サイドミラーで内輪差を確認
自動車学校の技能教習で、脱輪させないためには、「内輪差」を意識して運転することが大きなポイントです。

慣れない間はサイドミラーを確認して車の位置を確認しながら曲がると良いです。

車は、カーブを曲がる際に前輪と後輪の通る軌道が違います。

内側の後輪が通るのは、前輪が通るよりも内側を通ることになりますが、これを内輪差と呼んでいるのです。
技能教習のクランクやS字での走行をする際に、脱輪してしまうのは、内輪差を意識していないために起きることが多いといわれています。
教習車の前輪よりも後輪が脱輪してしまうのは、このためです。
内輪差を意識しながら運転をしてみると、脱輪を防ぎやすくなります。

関連リンク:自動車学校の復習項目とは何か?

クランクで脱輪を防ぐためのコツとは?

クランクは、多くの教習生が苦戦してしまうポイントであり、脱輪が起こりやすい場所です。
クランクで脱輪を防ぐためのコツは、以下の通り。

  • 速度に注意すること
  • 運転する際は、近くではなく遠くに目線を置く

クランクは、道幅が狭く作られているため、速度が速いと上手く走行することができません。
速度を落とし、確実に走行することを意識してみましょう。
また、運転する際の目線をどこに置くかが重要です。
脱輪してしまう人の多くは、近くに目線を置いてしまうため、クランクコース全体を把握できていません。
さらに、近くを見ていると、コースのどのあたりを走行しているのかがわかりにくく脱輪が起こりやすくなります。
できるだけ、遠くに目線を置くことで、クランクコース全体を見渡すことができ、コースのどのあたりを走行しているのかが把握しやすくなるので、目線に注意してみましょう。
クランクの走行については、文字で説明してもわかりづらいと思います。
こちらの動画を参考にしてみるとよいでしょう。

S字コースで脱輪を防ぐためのコツとは?

S字コースで脱輪を防ぐためのコツは以下の通りです。

  • 速度に注意をすること
  • できるだけ遠くに目線をおくこと

クランクとコツは同じといえます。
まず、脱輪を防ぐためには、速度に注意しましょう。
カーブは、速度が速いと曲がりにくいため、速度を落として走行することが大きなポイントです。
また、S字コース全体を見渡せるように、目線を近くではなく、遠くに置くことも大切となります。
S字コースでは、近くが車の死角になってしまい見えづらいため、脱輪しやすいので、あらかじめコース全体を見ておくのがよいでしょう。
また、ここまで紹介してきたように、内輪差を意識すること、コースの内側ではなく外側を通るようなイメージで走行すると上手に通ることができます。
実際のS字の通り方については、言葉よりも動画の方がわかりやすいと思います。
こちらの動画を参考にしてみるとよいでしょう。

クランクもS字も多くの教習生が苦戦してしまうポイントですが、速度に注意すること、コース全体を見渡すこと、内輪差を意識することで、脱輪を防ぐことができます。
ぜひ、その点を意識して運転してみましょう。

こちらのページ情報は役に立ちましたか?

コウ運営者

投稿者プロフィール

早く免許取得して車を運転したかったので、18歳の誕生日を迎えて、合宿免許自動車学校に入校しました。
12月生まれのため年末年始を挟むと合宿免許の宿泊施設費用が追加で発生する状況で一発で合格して卒業しなければいけませんでした。
無事に年内で卒業できました。
卒業後は年明け後に本試験を受け合格して1月12日に免許を交付しました。
合宿免許自動車学校で免許取得した経験と一発合格した経験を記事にしていきます。

この著者の最新の記事

ページ上部へ戻る
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。