自動車学校で指導員にブレーキ踏まれるのはどんなとき?

自動車学校で指導員にブレーキ踏まれるのはどんなとき?

自動車学校の技能教習では、指導員に補助ブレーキを踏まれてしまう場合があります。
それは、次のような場合です。

  • スピードが超過しているとき
  • 接触の危険があると
  • 交通ルールを守らない場合(一時停止や赤信号など)
  • 危険があることを理解していないとき、あるいは見落としているとき

指導員に補助ブレーキを踏まれると、びっくりしますし、人によってはイラッとしてしまうこともあるでしょう。
しかし、指導員は教習生に嫌がらせをするために補助ブレーキを踏んでいるわけではありません。
ルールが守られていない・危険が迫っている・周囲の状況が正しく理解できていないなどの場合に踏むのです。
場内でも路上でもスピードが超過していると、カーブが曲がり切れない可能性がありますし、事故が起きるリスクも高まります。
スピードについては、何キロまで出せるかが決められていますので、スピードが超過しないように注意しましょう。
また、運転に慣れていない段階では、どうしても視野が狭くなり、接触の危険があります。
ポールやカーブミラー、電柱や看板などへの接触の危険性があるのです。
接触の危険性については、ドライバーが判断しなければなりませんが、接触の危険性に気づけていない場合もあります。
そのような場合には、接触を回避するためにブレーキが踏まれるのです。

それから、交通ルールを守らない、あるいは守りそうにない、見落としている場合も踏まれることになるでしょう。
例えば、一時停止の場所で停止をしない、優先車を見落としている、信号を見落としているなどです。
ですから、指導員にブレーキを踏まれた場合には、なぜブレーキを踏まれたのかをきちんと理解する必要があります。
ルールが守られていない、危険な状況を理解していないために踏まれているので、なぜ踏まれたのかを理解しておかないと次の教習に活かせません。

ブレーキは早めに踏むことが大切

ブレーキ②

技能教習で大切なことは、ブレーキを早めに踏むことです。
車はブレーキを踏めばすぐに止まるものではありません。
完全に停止するまでにはある程度の時間が必要となります。
一時停止や信号などでも同じで、止まる意思がない、ブレーキをかけないと判断されれば、容赦なく補助ブレーキが踏まれるのです。
教習生からすると、「これからブレーキを踏もうとしていたのに、ブレーキを踏まれた」と怒りが込み上げてくるでしょうが、指導員がブレーキを踏んだということは、すでにブレーキを踏むべきタイミングが遅すぎるということ。
もちろん、指導員によってどの段階でブレーキを踏むのかには差がありますが、どの指導員も危険を回避するため、ルールを守るためにブレーキを使用しています。
ですから、「これからブレーキを踏もうと考えていた」というのは通用しません。
ブレーキを踏む前に速度をきちんと落とせていたか、ブレーキのタイミングは遅すぎていなかったかなどをチェックしておきましょう。

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検定試験で補助ブレーキを踏まれたらどうなる?

試験

補助ブレーキについてですが、修了検定や卒業検定などで補助ブレーキを踏まれたら一発で検定中止となります。
もちろん、これは即不合格です。
最初にも説明しているように、補助ブレーキが踏まれるということは、危険な行為があったことを意味しています。
そのため、検定は即中止となるのです。
補助ブレーキ踏まれる以外にも、次のようなものは即検定中止となります。

  • 信号無視
  • 踏切不停止
  • 追い越し違反
  • 接触・大

接触で多いのが、ポール・縁石・障害物などです。
とくに、場内ではポールや縁石に乗り上げる、接触しそうになるなどが起こりやすいので、普段の教習の中でしっかりと練習しておくとよいでしょう。
教習生の中には、検定試験のときだけ注意をすればよいと考えている人もいるようですが、普段から意識しておかないと、スムーズに運転することは難しいものです。
検定試験に不合格となってしまうと、追加費用が必要になりますし、卒業するまでの日数も延長となってしまいます。
自分の苦手な部分などを正しく理解して、苦手を克服しておきましょう。
検定試験の前に、減点となるポイントや、さきほど挙げたような一発で中止になってしまう項目なども確認しておくのがおすすめ。
事前に確認しておけば、どのような点に注意して運転をすればよいかがわかるためです。
検定試験では、落ち着いて安全な運転を心がけましょう。

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投稿者プロフィール

早く免許取得して車を運転したかったので、18歳の誕生日を迎えて、合宿免許自動車学校に入校しました。
12月生まれのため年末年始を挟むと合宿免許の宿泊施設費用が追加で発生する状況で一発で合格して卒業しなければいけませんでした。
無事に年内で卒業できました。
卒業後は年明け後に本試験を受け合格して1月12日に免許を交付しました。
合宿免許自動車学校で免許取得した経験と一発合格した経験を記事にしていきます。

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